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【2024年】ハワイでシェアサイクル:Bikiカードを使って自転車を利用する方法

ハワイ・ホノルル市内の移動に便利なシェアサイクル「Biki」は、旅行者も利用できる自転車。ホテルが集まるワイキキにもステーション(貸出・返却拠点)が多数あるので、近隣観光スポットへの移動手段として使えます。

Bikiを利用するなら、日本人旅行者向けのプリペイドカード「Bikiカード」の購入がおすすめです。Bikiカードは、(株)テレコムスクエアがBikiの公式代理店として発行しているもので、日本国内のみで購入可能です。

筆者も実際に使ってみたのですが、現地プランを購入するよりメリットが多いと感じました。具体的には次の3つのポイントにまとめられます。

1. 観光目的にフィットした料金プラン。
2. レンタルが簡単
3. 24時間対応の日本語カスタマーサポート窓口設置

この記事では、この3つのポイントについてと、自転車で行けるワイキキ周辺のおすすめ観光スポットをご紹介します。ハワイでBikiの利用をご検討中の方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

【公式サイト】
公式代理店テレコムスクエア:Bikiカード
Biki:Map(Bikiステーション)

Bikiカード 3つのおすすめポイント

その1. 観光目的にフィットした料金プラン

Biki in front of Whole Foods market in honolulu
料金プランをご紹介するにあたり、前提として、Bikiが「シェアサイクル」であって、レジャー用の「レンタル自転車」ではない、という点を押さえておきたいと思います。

Bikiは、ホノルル市が管轄する公共交通機関の一種で、短距離・短時間移動のためのシェアサイクル。つまりレジャー用としての利用を第一の目的としていないのです。そのため、Bikiの現地プランは、原則30分以上利用すると超過料金が発生するシステムを採用しています。

一方、テレコムスクエアのBikiカードには、観光目的で利用しやすい 「60分」と「200分」の2種があり、いずれも30分以上使用しても超過料金が発生しないのが特徴。

Bikiカードと現地プランを比較してみると、こんな感じです。

Bikiカード
(日本で購入)
現地プラン
(ハワイ/ビジター用)
(1) 60分 1,600円
(2) 200分 3,900円

公式代理店テレコムスクエア:Bikiカード

(1) ONE-WAY (1回30分) 4.5ドル
(2) THE JUMPER (1回30分×無制限/1日) 12ドル
(3) THE EXPLORER (300分/1年) 30ドル
公式サイト「Biki」
【特徴】
・料金には消費税、配送料を含みます。
・カード1枚につき1台レンタル。
・有効期限は1年間。
・リチャージ不可。利用時間超過後は30分ごとに延長料金5ドル(税抜)が発生します。
【特徴】
・料金には、別途ハワイ州税(約4.7%)がかかります。
・(1)のみ4台までレンタル可能。
・各プランとも最初の30分を過ぎたら、30分ごとに延長料金5ドル(税抜)が発生します。

※ 上述のプランおよび料金は、2024年4月現在のものです。サービス内容の詳細につきましては、公式サイトにてご確認をお願いいたします。

要点を整理すると、Bikiカードは購入分を時間制限なく利用でき、使った時間分だけカード残から減っていきます。有効期限が長いので、滞在中、複数回に分けて利用することができます。カード購入にかかる料金には、発送費と消費税が含まれているので、これ以外にかかる費用はゼロ。

注意点は、購入プランの利用時間を超えると、現地プランと同じく超過料金(30分ごとに5ドル)がかかること。超過分は、Bikiカード利用前に登録するクレジットカードに請求されます。

筆者は、200分プランを利用しました。2日間のうち隙間時間を使って気の向くまま観光スポットへ。利用時間は合計180分でした。移動時は車と同じ交通ルールで走行しなければいけないので、「あそこにステーションが見えているのに、一方通行だから遠回りせねば・・・」といったこともあり、想定より時間を多く費やしました。もっといろいろ行けると思っていたので、もしBikiメインでの観光をお考えであれば、200分はあった方がいいと思います。

現地プランについては上の表にある通りですが、あえて補足しておくと「300分」プランにも30分ルールが適用されるので要注意です。延長料金を避けるならば、30分以内に都度返却しなければなりません。このことはBiki公式サイトで明示されていますが、記載か所が分かりにくいためか誤解が多いようです。

その2. レンタルが簡単

Biki card reader
Bikiカードを利用すれば、レンタルがワンステップなのもメリットです。

方法は、ステーションでBikiを選び、前輪横のカードリーダー(画像上)にカード情報を読み込ませるだけ。カードリーダー横にある緑色のサインが点灯したら、前輪のロックが解除された合図。カードを抜き、ドックから自転車を外して出発しましょう。

返却時は、ドックに前輪を入れて、緑色のランプが点灯すれば完了。返却場所は、借りた場所でなくてもOKです。

参考までに、Bikiカードを利用しない場合のレンタル方法もざっくりとご紹介しますね。

現地で直接Bikiの利用手続きをする場合は、ステーション横に設置されているキオスク(画像下の機械)のタッチパネルで任意のプランを購入します。支払いはクレジットカードのみで、現金は使えません。

Bikiキオスク(日本語画面)

決済が完了するとロック解除用のコードが表示されます。念の為コード番号はプリントアウトしておくと安心です。入手したコードを、前輪横に付いているキーパッドに入力するとロックが外れます。

キオスクを利用せずに公式サイトでアカウントを作り、オンラインでレンタル & 決済する方法もあります。

その3. 24時間対応の日本語サカスタマーサポート(トラブル対応)


最後にBikiカードのおすすめポイントとしてご紹介したいのが、トラブル発生時に利用できる日本語窓口についてです。

Bikiを利用していて運悪くトラブルが発生してしまった場合、通常は現地の窓口に電話をして状況を説明しますが(英語のみ)、テレコムスクエアが発行するBikiカード利用中のトラブルであれば、専用の日本語窓口に対応してもらえるのです。24時間受付可能なので、時差の心配も不要です。リーズナブルな利用料金のなかにサポートサービスが含まれるのはありがたい!

ちなみに、よくある代表的なトラブルは、返却完了を示す緑のランプが点灯しない(またはエラーを示す赤色が点灯する)といったもの。Bikiの公式サイトによると、緑のランプを確認できない際は、ほかのドックを試して欲しいとのことなので、ぜひ覚えておきましょう! それでも改善されない場合はカスタマーサポートへ☺︎

シェアサイクルのトラブルは、Bikiに限らずよくあること。その場で解決しておかないと、後日、超過利用料の請求がくる可能性があるので、ご注意くださいね。利用履歴と時間は、キオスクまたは公式サイトでチェック可能なので、Bikiの利用が終わったらその都度確認しておくといいかも。

Bikiカードの購入方法

Biki card official site image
公式サイト「Biki公式代理店テレコムスクエア」
Bikiカードを購入するには、まず公式サイトにてアカウントの作成(氏名や住所など基本情報の登録)が必要です。

アカウントの登録完了後、ご希望のプランをご購入ください。

Bikiカードの発送は、注文受付後、通常2日以内に行われるとのこと。週末や祝日の場合は翌営業日以降の受付となるようなので、ゆとりをもって申し込み手続きした方がいいかもしれません。カードが手元に届いたら、カードのアクティベーション(Bikiカードに名前やクレジットカードなどのユーザー情報を紐づける作業)が必要になります。

【公式サイト】
Bikiカードを購入する
Bikiの使い方

Bikiカードの利用登録方法(アクティベーション)

Bikiカード購入後、お手元に届いた後の手続きについてご紹介します。

Bikiカードを入手したら、現地でBikiを使用するまでに、専用の登録フォームにて利用登録手続き(以下、アクティベーションと記載)をする必要があります。

登録内容は、氏名や連絡先などの基本情報、Bikiカードナンバー、クレジットカード情報、注文情報、ユーザー同意書(利用対象外年齢ではないこと)です。
クレジットカードは、超過利用料の課金や、利用者の過失によってBikiが盗難にあった場合の請求先となります。

【公式サイト】
Bikiカード:アクティベーション画面

登録手続き自体は簡単ですぐに終わりますが、「注文情報」については注意が必要です。
注文情報は、Bikiカードの残時間を使い切った後の延長利用料プランについての意向確認です(下の画像)。

先述のとおり、通常ではれば「30分5ドル」の超過料金が適用されますが、アクティベーション登録時に「300分プラン」をあらかじめ設定することも可能です。

「300分プラン」を選択した場合、課金発生タイミングが少しトリッキーなので注意が必要です。

300分プランの発動タイミングは、お持ちのBikiカードの残時間が30分未満になったときです。Bikiカードの保有残時間が29分59秒あったとしても、30ドル(税抜)が請求されます。

【アクティベーション画面】
Bikiカードのアクティベーション手続き
※ 「300分プラン」の適用を希望する場合は、チェックボックスにチェックを入れます。希望しない場合は、チェックなしでOKです。

Bikiで行けるおすすめ観光スポット

Bikiで行けるワイキキ周辺のおすすめ観光スポットをイラストと表にまとめてみたので、もしよかったら参考にしてみてください。

筆者がBikiカードを利用してワイキキから周辺観光スポットのいくつかを巡ってみたところ、アップダウンがほとんどない海側エリア(オレンジ色の文字)が走りやすかったです。

Bikiでいける観光スポット地図

下の表のBikiステーションNo.とルート(クリックするとGoogle Mapに移行)は一例です。実際のルートをお決めになる際は、公式サイトにてご都合の良いBikiステーションをさがしてみてくださいね。

【公式サイト】
Biki:Map(Bikiステーション)

おすすめ度 観光スポット 所要時間(距離) ステーションNo. (ルート)
ワイキキ → モンサラット通り 7分(1.5km) 520
ワイキキ → カパフル通り 10〜12分(2.7km) 507
ワイキキ → アラモアナ・ビーチパーク 15〜20分(4km) 239
ワイキキ → ワード 20分(5km) 218
ワイキキ → カカアコ 25分(6km) 204
ワイキキ → ダウンタウン 30分(7km) 124
ワイキキ → チャイナタウン 35分(7.5km) 107

イラストと表では触れていないですが、モンサラット通りで左折せずにビーチ沿いを進むと、オーシャンビューの人気カフェ「ベアフット・ビーチ・カフェ(Barefoot Beach Cafe)」があります。お店のとなりにBikiステーションがあるので、ここで一休みするのもおすすめです。
筆者は、早朝に寄って海を見ながらパンケーキをいただきました。そのあとビーチでひと泳ぎしてから、Bikiを利用。髪も水着もタオルドライだけですが、サイクリングで自然乾燥しました(髪はいたみます・・・)。

人気のマノアやカイムキは山側にあるので、Bikiだと傾斜で苦労します。往路は公共バスまたはウーバーやリフトなどのライドシェアで、帰りにBikiを利用するパターンがおすすめ。スイスイ下りながら、ルートによっては真正面に海を眺められるので楽しいです。

ダイヤモンドヘッドは脚力を使うので、それなりの覚悟を持ってお出かけしましょう。海側道路からの眺めは最高ですので、体力があれば全然アリです!

なお、ここに記載している所要時間は、一度も迷わずにガチのスピードで車道を走行した場合の目安ですので、実際はプラス5〜10分ほどみておいたほうがいいかもしれません。

Biki利用に際してのご注意点 & TIPS

Kalākaua avenue

・ Bikiを利用できるのは、18歳以上の成人です。ただし、18歳以上の同伴者がいれば、16歳以上の方でも利用できます。
ハワイの交通ルールは日本と異なるので、Bikiの公式サイト等にて必ずルールをご確認ください。違反して取り締まりを受けた場合は罰則の対象となります。
・ Bikiをドックから引き抜くときは、上に持ち上げるように。差し込むときは強めに力を入れましょう
・ Bikiをステーション以外の場所に止めるのは禁止されています。手持ちの鍵やワイヤーでの施錠もNGです。
・ Bikiにカゴはついていません
日陰の道路は少ないので、日焼け止めとサングラスは必須。
・ 事前に、目的地となるBikiステーションまでの自転車用ルートをGoogle Mapなどで確認しましょう。
・ スマートフォン用充電バッテリーの持参をおすすめします。GPSを使いながら移動すると、すぐにバッテリー残量が少なくなります!
・ 地図機能付きのスマートウォッチがあれば、目的地までのナビルートを腕元で確認できます。使えるガジェットはぜひ有効活用を!

KOKO
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テレコムスクエアさんのモバイルWi-Fi「WiFiBOX」は、スマホのバッテリーがわりにも使えて便利だよ。

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