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【カフェ・ジュリア】クラッシックな雰囲気のランチスポット(ホノルル・ダウンタタウン)

ハワイ・ホノルルのダウタウンにあるカフェ・ジュリアは、知る人ぞ知る人気のランチスポットです。このページでは、カフェ・ジュリアのおすすめメニューや行き方、歴史について詳しくご紹介します。

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カフェ・ジュリアとは

カフェ・ジュリアの最大の魅力は、米国の国家歴史登録財にも指定されているYWCAビル(Young Women’s Christian Association, Oahu)にある点です。

建物の設計・デザインは、アメリカの卓越した建築家の一人として知られるジュリア・モーガン(Julia Morgan, 1872~1957)が担当。「カフェ・ジュリア」は2013年にオープンし、ジュリア・モーガンにちなみ名付けられました。

画像上の矢印をクリックまたはタップすると、次の画像に移動します。

カフェの営業は平日ランチのみですが、どなたでも気軽に利用できます。スタッフの皆さんがフレンドリーなのもカフェ・ジュリアの魅力。落ち着いたクラシカルな雰囲気がお好みでしたら、きっと心地良いランチタイムが過ごせるはずです。ぜひダウンタウンの観光とあわせて足を運んでみてくださいね。

建物の特徴やジュリア・モーガンについては、この記事の最後にくわしくご紹介しています。

「ジュリア・モーガン 20世紀初頭の精鋭建築家へ」
「国家歴史登録財のYWCAビル」へ

お店の基本情報

カフェ・ジュリアの基本情報です。

名称 カフェ・ジュリア(Café Julia)
住所 1040 Richards Street, Honolulu, HI 96813
リチャーズ・ストリート沿いにあるYWCAビル正面玄関から入り、コートヤード(中庭)へ行くとカフェ・ジュリアの入口があります。
電話 (808) 533-3334
営業時間 11:00~14:00
定休日 土曜日、日曜日
駐車場 なし(近隣の公共パーキングへ)
平均予算 30~40ドル程度(お一人)
公式サイト・SNS 公式サイト「Café Julia」
公式Facebook
公式Instagram

ワイキキ中心地からお店までの地図

ワイキキ中心地からカフェ・ジュリアまでの地図です。

カフェ・ジュリアのメニューとおすすめ

カフェ・ジュリアのランチメニューには、カジュアル・フレンチやイタリアンテイストのお料理やサンドウィッチ、ハワイのポケ、日本のふりかけを用いたものなどがあります。以下にメニューの一例をご紹介しますので、参考にしてみてくださいね。

ランチメニューの一例と価格帯

Starters(前菜)
アヒポケ(マグロ)のタコス、ロブスターのビスクなど(15ドル前後)
Salads(サラダ)
ジュリアのシーザーサラダ、チキンサラダ、クレソンサラダなど計5種(23ドル前後)
Entrees(お魚、お肉)
シーフードリゾット、ポークチョップ、ガーリックチキン、フリカケ・サーモンなど計8種(28ドル前後)
Sandwiches(サンドウィッチ)
ロブスターロール、ガーリック・アヒ、神戸牛バーガーなど計6種(25ドル前後)
Pasta(パスタ)
チキン・ペストクリームパスタ、シュリンプ・スカンピ・リングイネ(28ドル前後)
Desserts(デザート)
チョコレートムース、リリコイ・レアチーズケーキなど計4種(12ドル程度)
Beverages(ドリンク)
コーヒー、ティ、カフェ・ジュリア・ミントウォーター、マンゴー・ミント・モヒートなど計10種以上(5ドル程度)

カフェ・ジュリアのすべてのメニューは公式サイト内にて確認できます。

【関連・参考サイト】
公式サイト「Café Julia: Lunch Menu」

おすすめはサラダランチとシーフード料理

カフェ・ジュリアのおすすめは、サラダまたはシーフードのお料理。

サラダはどれもボリュームがあり、プラス6ドルでスープを付けることができます。さらに、グリルドチキンやシュリンプ、サーモンなども追加できるので(各10ドル前後)、たんぱく源を摂りたい方はぜひ。

シーフードを使ったお料理は、ムール貝やロブスターなど魚介類がふんだんに使われた「シーフードリゾット」(画像下)、新鮮なマグロをグリルした「ガーリック・アヒ」(白米または玄米付き)のほか、サンドウィッチの「ロブスターロール」が人気です。

カフェ・ジュリアのシーフードリゾット

ドリンクは、パイナップルやマンゴーなどパッションフルーツを使ったソーダやジュースのほか、お店の名前が付いた「カフェ・ジュリア・ミントウォーター」(画像下)が人気です。

カフェ・ジュリアのミントウォーター

お店への行き方

ワイキキ中心地からカフェ・ジュリア(YWCA)への行き方をご紹介します。

自転車(Biki)

シェアサイクル「Biki」を使えば、ワイキキエリアから25~30分ほどで行くことができます。自転車をレンタル・返却できるBikiステーションは、公式サイトにて確認できます。

「Biki」の利用料は、30分で4.5ドルです。延長すると30分ごとに5ドル加算されるので、片道ごとにBikiステーションに返却する方がお得です。

自転車の交通ルールは車と同じです。一方通行道路の逆走や指定場所以外での駐輪は禁止されていますので、ご注意くださいね。

【関連・参考サイト】
公式サイト「Bikiステーションのマップ」

Uber、タクシー

ワイキキ中心地からタクシーやUber、Lyftを利用した場合の所要時間と乗車料金の目安(片道)です。

タクシー
乗車時間:約15分
乗車料金:$20~25程度(チップ15%、州税含む)
Uber
所要時間:約15分
乗車料金:$12~15程度(片道)

トロリー

ワイキキからダウンタウン方面へ向かうトロリーをご利用ください。乗車時間は運行会社によって違いがありますが、約20~30分ほどで行けることが多いようです。

公共バス

公共バス(TheBus)では、ワイキキエリアからお店まで30分ほどで行くことができます。

ワイキキエリアから出発する場合、ルート「2」「13」「20」「42」「E」を利用しましょう。
アラモアナセンターから出発するルート「6」「40」「52」「60」「67」もダウンタウンを経由しますので利用できます。

なお、ダウンタウン方面へ行くバスは本数が多く便利ですが、YWCA最寄りのバス停は路線ルートによって異なりますのでお気をつけください。バス停の場所や運行ルート、時刻表を調べるには、Google MapやTheBusの公式アプリ等のご利用が便利です。

レンタカー、カーシェアリング

ワイキキ中心地からお店までは約5.5km、約15~20分ほどの道のりです。

駐車場は「アリイ・プレイス」がおすすめ

カフェ併設の駐車場はありませんので、近隣ビルの「アリイ・プレイス(Alii Place)」内の駐車場かパーキングメーターをご利用ください。

アリイ・プレイスの入口は、アラケア・ストリート(Alakea St)沿いにあります。駐車場からカフェ・ジュリアのあるYWCAビルまでは、徒歩3分ほどの距離です。

駐車料金は、2時間の利用で3ドルです。2時間以上の場合は、30分ごとに1.5ドル加算されます。お支払いは現金のみです。車高制限は185cm(6フィート)までです。

下のGooglのストリートビューは、アリイ・プレイスの入口です。アラケア・ストリートは一方通行です。ワイキキ方面から向かう場合は、アラモアナ通り(Ala Moana Blvd)からのアクセスがおすすめです。

ジュリア・モーガン 20世紀初頭の精鋭建築家

ジュリア・モーガン(Julia Morgan, 1872~1957)の建築家としての歩みを簡単にまとめたので、もしよかったら読んでみてくださいね。

Boyé Studio, San Francisco, Public domain, via Wikimedia Commons

カリフォルニア州オークランド出身のジュリア・モーガンは、アメリカで優れた業績を残した建築家のひとりとして知られています。当時の社会では建築家といえば男性の職業でしたが、ジュリアは早い段階から建築に興味を持っていたようです。

カリフォルニア大学バークレー校で土木工学を学び、一旦は地元企業で製図技術者として働きますが、のちに最先端の建築学を学ぶために渡仏。パリの国立美術学校(École Nationale Supérieure des Beaux-Arts)の建築学科に女性初の学生として入学します。

そのころ、時代はちょうど世紀の変わり目で、社会や文化の面でも新しい視点が活発に取り入れられた時期でした。ジュリアは伝統的な建築技法を学びつつ、パリ万博や地下鉄の開通、新しいビルの建築ラッシュなど変革の潮流を目の当たりにし6年間の留学を終えます。

帰国後は、故郷オークランドにて精鋭の建築家としてキャリアをスタート。当初よりジュリアの知識と技術は業界で抜きん出たものだったはずですが、女性であることの方に注目が集まり、悔しい体験をいくつも経験したようです。

しかし、1906年のサンフランシスコ大地震後にジュリアの実力が広く認められることになります。震災で市内のほとんどの建物が崩壊する中、ジュリアの設計したビルは無傷だったのです。以降、名実ともに一流の建築家として名を馳せ、生涯に渡り700を超える建物を世に送り出しました。

ジュリアが得意としていたのは、クライアントのニーズをよく理解した上で機能美に優れた建物を造ることでした。さらに、健康的な生活をサポートする施設の設計・デザインにもこだわり、とりわけプールを備えた建物は美しく評価が高いといわれています。

【参考サイト】
Donoho, Julia, et al. “Julia Morgan.” Pionieering Woman of Amerian Architecrure, Beverly Willis Architecture Foundation.

国家歴史登録財のYWCAビル

カフェ・ジュリアがあるYWCAビルは1927年に建てられ、1978年に国家歴史登録財に指定された建物です。

建物は1920~30年代に流行したメディタリアン(地中海)リバイバル様式によるもので、中庭をかこむU字型の造り、高い天井、アーチ状でアイアンの面格子の付いた窓枠などにその特徴が見られます。

画像上の矢印をクリックまたはタップすると、次の画像に移動します。

国家歴史登録財の登録名称は「ハワイ州都歴史地区(Hawaii Capital Historic District)」です。対象は、YWCAビルを含むホノルルダウンタウンに集まるおよそ20の施設、建物や敷地があります。以下に、主要登録財をご紹介するので、参考にしてみてくださいね。

ダウンタウンにある主な史跡リスト(ハワイ州都歴史地区)

ハワイ州都歴史地区(Hawaii Capital Historic District)に登録されてい主な史跡をご紹介します。

Hawaii Capital Historic District

  1. ハワイ州政府ビル
  2. ワシントンプレイス
  3. セント・アンドリュース大聖堂
  4. ハワイ州立美術館(No. 1 Capitol District Building)
  5. YWCA(カフェ・ジュリア)
  6. ハワイアン・エレクトリック・カンパニー
  7. フェデラル・ビルディング(郵便局、税関、裁判所)
  8. 旧ハワイ州税務局
  9. カプアイヴァ・ビルディング
  10. テリトリアル・ビルディング
  11. カワイアハオ教会
  12. ミッションハウス
  13. ホノルル・ハレ(ホノルル市庁舎)※ホノルル・ハレ・アネックス、ミッションメモリアルビルディング含む
  14. ハワイ州図書館
  15. アリイオラニ・ハレ(ハワイ州最高裁判所)とカメハメ大王像
  16. イオラニ宮殿(兵舎、バンドスタンド含む)

気ままに散策しながらダウタウンの国家歴史登録財を見学したいという方は、以下の記事もぜひ参考にしてみてくださいね。


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