ホノルル市の山側にあるマノアの街は、コオラウ山脈のふもとに広がるエリアにあります。マノアはハワイ大学のキャンパスがあることで知られていますが、おしゃれなカフェやレストラン、自然豊かなハイキングコースがあることでも人気の場所です。
このページでは、マノア滝のハイキングコース「マノア・フォールズ・トレイル」をご紹介します。このコースは、ワイキキから車で20分の距離にあり、半日もあれば十分に楽しめます。ハワイの自然に触れたい方にはとくにおすすめの観光スポットなので、ぜひチェックしてくださいね。
目次
マノア・フォールズ・トレイル基本情報
マノア・フォールズ・トレイルの基本情報です。
※ 2021年1月現在、マノア・フォールズ・トレイルのハイキングコースは閉鎖中です。
名称 | マノア・フォールズ・トレイル(Manoa Falls Trail) |
---|---|
ハイキング時間 | 1時間30分程度 |
コース距離 | 往復2.6km(1.6マイル) |
標高差 | 約190m(約620フィート) |
トイレ | 1. 売店「レインボーズ・エンド・スナック・ショップ(Rainbow’s End Snack Shop)」内 2. ハイキングコース入り口付近 |
公式サイト | 「State of Hawaii DLNR, Division of Forestry & Wildlife: Nā Ala Hele Trail & Access Program(英語) |
ワイキキ中心地からマノア・フォールズ・トレイルまでの地図
ワイキキ中心地からマノア・フォールズ・トレイルのスタート地点までの地図です。
ハイキングレベルと所要時間
マノア・フォールズ・トレイルは、スタート地点からマノア滝までおよそ1.3km、往復2.6kmのコース。急な勾配もほとんどなく、ゆるやかな道が続くので、ハイキング初心者の方、お子さまでも楽しめるはずです。
ハイキングをする上で気をつけたいのは、コース上に水たまりやぬかるんでいる場所が多い点です。木の根が張り出して足場の悪いところもあるので、滑らないようにゆっくり歩くようにしましょう。足腰に持病のある方や体力に自信のない方は、トレッキングポール(杖)等の利用をおすすめします。
往復の所要時間は1時間~1時間半程度です。
おすすめの持ち物と服装
おすすめの持ち物と服装をご紹介します。
- 水などの飲料
- タオル
- 虫除けスプレー
- ポンチョなどのレインウェア(雨の多い12月~3月ごろのあいだ)
- 予備の靴下、サンダル(必要に応じて)
12月から3月ごろまでは雨の日が多いので、レインウェアや着替えがあると重宝します。
シューズが泥だらけになってしまうこともあるので、ハイキング終了後にカフェへ行ったりショッピングなどをする場合、もしくはバスやタクシーなどを利用する場合に備え、予備の靴下やサンダル等を持参しておくのもおすすめです。
Tシャツとズボンなど、運動しやすい服装がおすすめ。時期によっては上着があったほうがいいかもしれません。雨の多い12月~3月ごろであれば、ポンチョなどのレインウェアがあると重宝します。
足元は運動靴やかかとをホールドするスポーツサンダルを履きましょう。かかとのないサンダルやヒールのある靴など安定性を欠く靴は避けましょう。
コース上には水たまりやぬかるみが多数あります。土は粘土質で赤みを帯びているので、汚れが染みこみやすい素材や薄い色のシューズは避けた方がいいかもしれません。
シューズがどろんこになっちゃったら、パーキングにある足洗い場でドロを落とせるよ。パーキングはハイキングコース入り口近くにあるよ。
マノア・フォールズ・トレイルまでの行き方
個人でマノア・フォールズ・トレイルへ行く場合、レンタカー、タクシーやUber、公共バス等を利用しましょう。
レンタカー
ワイキキ中心地からマノア・フォールズ・トレイル入り口までは約9km、20分ほどの道のりです。
マノア・フォールズ・トレイルの駐車場
ハイキングコース入り口近くにある有料駐車場を利用するか、もしくは、入り口より500~600mほど手前にある住宅地エリアの路上にお停めください。
有料駐車場は、住宅地エリアを抜け、マノア・ロードを直進した先にある売店「レインボーズ・エンド・スナック・ショップ」横にあります。車を停めたら、売店にて駐車券を購入($5)してください。駐車券は、ダッシュボードの上など外から見えるところに置いておきましょう。
住宅地エリアで路上に駐車する場合は、居住者の通行の妨げにならないように駐車禁止になっていない場所をお探しください。住宅地エリアからハイキングコース入り口までは10分弱歩きます。
タクシー、Uber
ワイキキ中心地からタクシーやUber、Lyftを利用した場合の所要時間と乗車料金の目安です。
以下は所要時間と乗車料金の目安(片道)です。
- タクシー
- 所要時間:約20分
乗車料金:$30~35程度(チップ15%、州税込み) - Uber、Lyft
- 所要時間:約20分
乗車料金:$18~20程度
※ 道路の混雑状況によって変動します。
公共バス
TheBusを利用してワイキキ中心部からマノア・フォールズ・トレイルへ行く場合、アラモアナセンターから出発する「5」に乗車し、終点で下車します。乗車時間は25~30分ほどです。
終点のバス停はマノア・ロードとクムオネ・ストリートが交差する地点(「Manoa Rd + Opp Kumuone St」)にあります。バス停からハイキングコースの入り口までは、マノア・ロード沿いを歩いて、およそ10~15分(約1km)です。
ワイキキからアラモアナセンターまでの移動は、「8」や「23」、「20」、「42」を利用しましょう。
マノア・フォールズ・トレイルの楽しみかた、見どころ
マノア・フォールズ・トレイルの魅力をご紹介します。
熱帯雨林の天然アロマ
ハイキングをスタートさせたら、まずは大きく深呼吸をして、木々の爽やかな香りを感じてみてください。こんもりとしたジャングルの中には、オオバユーカリ(Eucalyptus Robusta)など、アロマオイルに使われる木も混じっています。
眼の前に突然現れる巨大クネクネ
しばらく歩くと、クネクネした枝が特徴のハウツリー(Hau Tree)という木が登場します。木の幹がハイキングコースを横切っているので、少し身をかがめて通りましょう。幹から伸びる枝ぶりは、まるで迷路のように絡み合っていますので、注目してみてください。
ちなみにハウツリーは、古代ハワイアンたちの生活に役立てられた木で、幹はカヌーやカイトの材料として、樹皮はサンダルに、樹液は整腸剤として活用されていたといわれています。
バニヤンツリーのトンネルと竹林
マノアのハイキングでは、大きなバニヤンツリーのトンネルもハイライトのひとつです。バニヤンツリーは細い幹が縦にいくつも伸びているのが特徴ですが、ここではどういうわけか、隣り合わせのバニヤンツリーが絡まりあってきれいなアーチを作っています。
アーチの曲線と、その先に広がる竹林の直線美が相まってファンタジックな景色を生み出しています。
アカハラシキチョウのきれいな歌声
ハイキング中に、笛の音色のようなさえずりが聞こえてきたら、それは「アカハラシキチョウ(ホワイト・ランプド・シャーマ: White-rumped Shama)」かもしれません。アカハラシキチョウはとても表現豊かで、歌うように鳴いたり、または、おしゃべりをしているようにさえずったり、さまざまな鳴き方をします。ジャングルに響く天然のヒーリングサウンドで心身を癒してくださいね。
アカハラシキチョウは、お腹がオレンジ色で、白黒の長い尾が特徴。警戒心が強いので簡単には見つけられないのですが、静かに待っていたら姿を現してくれるかもしれません!
高さ45mのマノア滝
マノア・フォールズ・トレイルのいちばんの見どころは、やっぱりマノア滝。 マノア滝は高さ45mもあり、映画『ジュラシック・ワールド』の撮影場所にもなりました。
古代ハワイアンたちは、マノア滝を「ワイヒ(Waihi)滝」と呼んでいたようです。「Waihi」とは、水がちょろちょろ流れるという意味。たしかに夏(5月から11月ごろまで)のあいだのマノア滝はそれほど水の量も多くないので、なるほどのネーミング。反対に、12月から4月ごろまでのシーズンには雨の量もグッと増えるので、迫力ある滝が見られるかもしれませんね。
滝の天然プールに入りたくなっても、ガマンだよ。上から大きな石が落ちてくるかもしれないし、水のなかには感染症をひき起こすバクテリアがいるかもしれないの。
Ohhhh Nooooo…
※ 記載内容については正確であるよう最善を尽くしていますが、正確性および完全性を保証するものではありません。万一、掲載内容に誤りを発見された際には、当方までご連絡いただければ幸いです。「お問い合わせフォーム」へ
※ 当サイトを利用される際は、掲載されている情報やアドバイスがご自身の状況や立場に適しているか、すべてご自身の責任でご判断のうえご利用ください。「掲載情報のご利用に当たって」へ